危険なカフェインとは

身近なカフェイン入りドリンクが中毒の危険?!

「エナジードリンク」などの身近なドリンクから、カフェインの危険性があらわれています。

コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン、今まではカラダに強烈な害を及ぼすイメージのなかったものの、最近特に若者の間で広まっている「エナジードリンク」。

エナジードリンクをはじめとする「カフェイン中毒」について、背景と実態について調べてみました。

カフェインは、コーヒー・紅茶をはじめ、いろんな飲料に含まれています。

最近では「エナジードリンク」が働き盛りの若者のエネルギー源として、これまでの栄養ドリンクと違った新感覚な飲み物として人気を集めています。

カフェインには、自律神経の交感神経を刺激し、瞬発的にエネルギーを発揮し「集中力・活動能力を高める」働きをもたらします。

また、頭痛・眠気・疲れなどの抑制する解熱鎮静作用のある医薬品にも含まれます。

このような効果から、長時間勤務や深夜の労働する社会人や受験勉強などの学生など、<無理をして頑張らなければ>というシーンで、エナジードリンクのニーズが増加しているようです。

カフェインには、脳神経細胞を刺激することで「疲れを感じなくなる」「やる気が持続する」効果を発揮。

このような体力的なエナジー効果と同時に、「飲んでいれば安心」「飲めばやり切れる」という精神的な作用があいまって、依存に陥るというケースにつながっています。

カフェインを継続して摂り続けさらに量が増えていき、短期間に大量摂取すると「カフェイン中毒」から最悪のケースでは死に至ることもあります。

以下は、飲み物別カフェイン量です。

【飲み物別カフェイン含有量(100mlあたり)】

コーヒー:約60mg

紅茶:約30mg

煎茶:約20mg

これに比べエナジードリンクには、1本あたり多いものでカフェイン量160mgとコーヒーの2杯分ほどです。

メーカーが勧告するカフェイン摂取量は、1日1本を目安とされこの量を守っている限り深刻な「カフェイン中毒」に発展する危険性は少なそうです。

 

本当に怖いのは、カフェインの「覚醒効果」。

エナジードリンクの危険性は、その依存性にあると考えられます。

ドリンクという手軽さに加え、ヘルシーなイメージ、味わい(甘さ)によって「ジュースのように何本も飲んでしまう」、また、「忙しさを頑張り抜くためについつい本数が増えてしまう」ことで、依存につながるケースことが多いようです。

さらに危険なことは、エナジードリンクに慣れてくると次にはより強い効果を求めて「カフェイン錠剤」へとエスカレートしていくことです。

カフェイン錠剤とは、カフェインの成分を錠剤に固めたもので主にインターネットで入手が可能です。

カフェイン錠剤のカフェイン含有量は、1錠2つき約2本分のエナジードリンクに相当します。

一般的に、カフェイン摂取の中毒危険値は、成人の場合:短時間摂取で1000mg(*体質によっては20mgでも)なので、錠剤では1日3錠が限度です。(1回1錠ずつ 3〜5時間あけて服用)

パッケージには、服用に関する限度が明記されているものの、依存が進むとこの限度を大幅に超えてしまうことが深刻な事態になる原因です。

【カフェイン中毒による急性作用】

・中枢神経刺激によるめまい

・心拍数の異常

・神経の興奮

・めまい・ふらつき

・精神不安定(不安・不眠症)

・下痢・吐き気

・意識の低下

・手足のしびれ

・心肺機能の異常など

実は、カフェイン自体には依存につながるような強い覚醒効果はみられません。

エナジードリンクに含まれるアルギニンという成分が加わることで強い興奮作用があるという研究結果があります。

カフェインにアルギニンという成分を加えることで、脳内の興奮作用増加により強いエナジー効果を発揮し、それが「覚醒作用の効果」「依存性」という危険につながっているといことです。

 

そのほか、エナジードリンクの「糖質」にも注意!

エナジードリンクには、カフェイン以外に多くの「糖質」が含まれています。

糖質を摂取すると血糖値が一気に上昇します。エナジードリンクを飲んで元気になったと感じるのは、この「糖質」の影響が大きいと考えられます。

糖質は、わたしたちの脳やカラダを働かせるためのエネルギー源で、タンパク質・脂質と並ぶ3大必須栄養素の一つです。

不足するとエネルギー不足による疲労・集中力の低下・脳や神経の影響から意識障害などの影響があらわれますが、わたしたちの食事の中でご飯・パン・麺類・イモ類など様々な食材に含まれ、糖質不足というのは現代ではあまりみられません。

どちらかというと、やはり糖質摂取過剰に気をつけるべきでしょう。

糖質の過剰摂取は、糖尿病や肥満、脂肪肝リスクを高めます。

さらに、余った血液中のブドウ糖がタンパク質と結びつくことでおこる「糖化」により、<老化>を引き起こすことになります。

老化は、肌や骨だけでなく、血管の老化により脳梗塞や心筋梗塞をはじめ、さまざまな病気の要因となります。

以下は、飲料別糖質含有量です。

【各飲料別糖質含有量:1本】

缶コーヒー(微糖):約6g

野菜ジュース:約20g

オレンジジュース:約22g

エナジードリンク:約30g

一般的に成人の糖質摂取量の目安が25g(ティースプーン5杯分程度)なので、エナジードリンク1本分に相当します。

糖質は食事やお菓子などにも含まれているので、飲み物の糖質はできるだけ抑えたいものです。

単に眠気覚ましや集中力リセットのためのカフェイン摂取であれば、ブラックコーヒーを飲むほうが良いといえます。

 

日頃からの健康維持メソット

「ここは頑張って乗り切ろう!」と無理をしたいことは、誰にでもあることです。

エナジードリンクとうまく付き合うという方法もありますが、あくまでも対処法であり根本的な疲労解消にはなっていないことを忘れてはいけません。

疲労が消えたような感覚でさらに過労働を続けることは、さらなる疲労を蓄積し、その結果、肉体的にも精神的にもストレスをカラダに与え続け、気がつかない間に深刻な病気につながることになります。

頑張って勢いよく頑張った後は、<交感神経>の緊張感を沈め、ゆっくり<副交感神経>を優位にリラックスさせ、自律神経を整えることで健康をリセットする必要があります。

→詳しくは<自律神経とは>ページへ

 

これら自律神経を調節するための方法を、ぜひ参考にしてください。

【自律神経を調節するために】

質の良い睡眠

入浴

適度な運動

食習慣

体温の管理

ストレス解消

  ↓ ↓ ↓(さらに)

・(忙しい人は)思い切って休養をとる

・(ストレスを抱えている人は)回避する方法を探る→転職や休職

・(慢性的な寝不足がある人は)質の良い睡眠をとる

・(外食や偏食のある人は)ジャンクフードなどの添加物などをやめて、自然に近い食事に改善

これを怠れば、きっと必ず深刻な病気になります。

無理をした後は、自己治癒力が働くよう<カラダをリセット>してください。