生薬(メディカルハーブ)とは

生薬(メディカルハーブ)と西洋薬の違い

生薬(メディカルハーブ)とは、古くから、 中国の漢方を始め、ヨーロッパ・インド・北米・中南米などに生息する薬用植物です。

医学的効果は、西洋薬にある副作用などの症状がないことから、近年治療薬の領域としても研究が進んでいます。

東医(東洋医療)的には、健康なとときの人のカラダは、全体的にちょうど円のように調和した状態にあります。しかし、病気の原因となる不調和がおこると、円の部分に不要なものができたり、また円が欠けたりしてしまいます。

→詳しくは<東医(東洋医療)的な健康とは)>ページへ

このような不調和が起こると、わたしたちには自ら元の円の状態に戻そうとする<恒常性維持機構:ホメオスタシス>が備わっているといます。

→詳しくは<恒常性維持機構(ホメオスタシス)>ページへ

その力<自己治癒力>を最大限に発揮させるために行うことが、治療や未病治(病気にならないような治療)と捉え、漢方治療においては、鍼灸治療と合わせて行う治療のひとつに、<生薬:メディカルハーブ>があります。

 

ハーブというと、「おやすみ前のリラックス効果、ストレス緩和に効く」というような心理的な作用や「疲れぎみ、風邪ぎみのときに」など症状を緩和するというおだやかなイメージがありますが、

生薬(メディカルハーブ)には、肝臓の強化・胃痛・生理痛・頭痛など、病気の治療として処方できる種類もたくさんあります。

病院で処方される西洋薬は、元々自然の生薬から効き目の成分だけを抽出することで即効性を高めています。

つまり、西洋薬は効き目を強くにするために生薬を化学的に合成させたもので、その化学合成の効き目抽出過程において、副作用をもたらすものが多いと考えられます。

自然由来の生薬(メディカルハーブ)には、効き目の成分とその成分がカラダを緩和する(副作用をなくす)成分が包含されていることから、副作用のない自然にもっとも近い薬として見直されています。

*専門医による、その人の性質と体質にあった生薬処方が必要です。

 

生薬(メディカルハーブ)のポテンシャルとは

東医(東洋医学)的な治療では、カラダの中の陰陽の気が<調和=健康><不調和=病気>と捉えます。

漢方の鍼灸治療では不調和となった陰陽の調整します。そして、生薬(メディカルハーブ)は、治療の補完として、また日々の未病治を目的として処方されます。

→詳しくは<東医(東洋医療)的な健康とは)>ページへ

本格的な治療として、生薬のポテンシャルをそのまま活かしながら、不調となる症状緩和とカラダ全体のバランスを整えることにおいて、生活の中に生薬を取り入れることが望ましいと考えます。

たとえば、胃痛という症状が精神的ストレスの原因からきているものであれば、心因性という要因への治療が必要となります。

このような場合、胃の症状だけに対処するのではなく、元々の病因である心因的な(その人の持つ性質)バランスを調和させることが、東医(東洋医学)的の基本的なアプローチです。

 

生薬(メディカルハーブ)の植物化学的成分

植物には、光合成により空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水を、太陽の光で反応させてブドウ糖を作ります。

このブドウ糖から植物の生命に必要な、炭水化物・脂質・アミノ酸・タンパク質などを生成。その過程において、「植物化学成分(フィトケミカル)」と呼ばれる有効成分が生成されます。

1種類の植物には、数百もの植物化学成分(フィトケミカル)が含まれ、1種類の生薬で多くの化学成分を得ることになります。

 

【主な有効成分】

・フラボノイド:抗ウィルス・抗アレルギー・抗がんなど

・アルカロイド:興奮作用・向精神作用など

・タンニン:抗菌・抗酸化作用

・苦味質:健胃・強肝作用

・粘液質:粘膜保護(炎症)など

・精油:脂溶性芳香成分

・ビタミン:生物生存に必須成分

・ミネラル:必要栄養素(亜鉛・カリウム・カルシウム・ヨウ素・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・クロム・リンなど)

・ポリフェノール:抗酸化作用・血糖値の抑制・抗がんなど(フラボノール・イソフラボン・カテキン・アントシアニンなど)

 

【生薬が対応する主な症状】

・痛み系:頭痛/胃痛/生理痛など

・アレルギー疾患:花粉症/鼻炎など

・泌尿器科系:肝臓/消化不良など

・循環器系:高血圧など

・婦人科系症状:生理障害/更年期障害など

・男性系症状:前立性肥大/排尿障害/更年期障害など

・生活習慣病:肥満/高コレステロール/高血糖など

・心因性疾患:抑うつ/精神疲労など

・貧血など

 

生薬は、茶剤などで一般的に販売されていますが、処方する生薬はその人の体質によって異なり、自分で症状を見極めて服用することは健康を損なう可能性もあります。

また、病院で処方されている薬によっては服用できないケースもあるので、必ず専門医療機関にご相談ください。

 

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