灼く?灼かない? 危険性

「灼く派」「灼かない派」どちらが危険?

最近は肌を決して焼かないスタイルの女性が非常に増え、自転車に乗りながら日傘をさしている人も多く見られます。

一方、ひと昔前のテレビのCMのように、こんがり焼けた健康的な女性もいます。

そこで、アルティメット医論的な観点で日焼けをテーマに検証しました。

 

人種によって、持っている肌質はさまざまです。

肌の体質は大きく、黒人系・白人系・黄色人種の3タイプに分けられます。

欧米に住む白人系の人たちは、歴史をさかのぼるとヨーロッパの紫外線が弱い寒冷地の民族で、

さまざまな紫外線の強い地域に移り住んできました。

そのため、白人系はもともと紫外線に弱い肌質のため、紫外線に過剰に反応します。

逆に、黒人系の肌は、遺伝的に紫外線に強い肌質を持っています。

私たち黄色人種系の肌はというと、白人系の肌よりは強く、黒人系の肌よりも弱く、ちょうど中間といえます。

もともとは、強い紫外線の地域から進化してきた民族なので、白人系の肌に比べると紫外線への抵抗力は持ちあわせています。

つまり、白人系ほど過剰に紫外線対策を行う必要はないと考えられます。

 

日焼けがカラダに及ぼす害とは。

例えば、晴れた日肌を露出して外出すると、紫外線を浴びた肌から皮膚細胞へとダメージを与え、それを防御するためにメラニン色素を増やすことで日焼けが起こります。

このメラニン色素が沈着すると、シミとなって肌に消えずに残ってしまいます。

通常では、日光の紫外線を受けたとき、DNAは紫外線によってある程度損傷を受けるが、酵素による修復メカニズムがはたらきくことで、内部への損傷を防いでいます。

しかし、ときにその回復力が、必要とされる仕事量に追いつかないことがあります。

不幸にも修復メカニズムが修復能力を越えてしまった場合、

損傷による変化はDNAの複製で固定され、変異を起こしカラダに有害な作用をもたらすことになります。

深刻な病気の原因として、紫外線放射は数分でその多くが表皮を通過して生きた細胞の中に入り込み、その中のいくらかが細胞膜に衝突します。

その中で、一部がDNAに衝突し、さらにその一部がちょうど細胞の再生作業中であった細胞の複製を間違って結合させてしまい、DNAを変異原にさせるケースがおきます。

非常に偶然的な確率といえますが、これが、いわゆる細胞を<がん化>させてしまうメカニズムです。

では、やはり、紫外線は女性の美肌と健康面において害作用を起こす悪者なのでしょうか?

 

適度な日光は、健康維持に必要です。

太陽の陽にあたったあとの肌は、血行が良くなって新陳代謝が高まり、カラダの中から<ビタミンD>を生成します。

ビタミンDは、カルシウムのバランスを整えるのに不可欠な物質で、骨の健康に働き、さらに免疫力や治癒系にも有効です。

ビタミンD不足の主な症状ビタミンD摂取の主な効能は、以下の通りです。

 

【ビタミンD不足の症状】

●骨軟化症・骨粗しょう症

●糖尿病

●動脈硬化

●自閉症・うつ

●花粉症

 

【ビタミンDによる効能】

●脳(神経細胞)の活性化

●風邪(インフルエンザ)などの免疫強化

●妊娠の成立

 

実は、ビタミンDの生成を多く助けているのが紫外線の中のUV-Bという光。そして、このUV-Bは衣服やガラスなどを通すことができません。

つまり、いつも外出時に日焼け止めをぬったり、長い手袋で皮膚全体を覆ったりしていると、UV-Bが働けないことで<ビタミンD不足>になる恐れがあります。

ビタミンD不足は、さまざまな深刻な病気につながる可能性があります。

どうしても、日焼けができないという人は、食品でビタミンDを補う必要があります。

 

【ビタミンDを多く含む食品】

●焼きシャケ

●うなぎの蒲焼

●しらす干し

●きくらげ・きのこ類

●卵類

など

 

私たちのカラダは、少々の外からの刺激に対抗し抗体させる能力<自然治癒力>を備えています。

ジリジリと皮が剥けるほど、過度に灼き続けるというのは非常に危険ですが、

適度に紫外線を浴びて肌を鍛えることも、さまざまな観点から必要なことだといえます。