脱!肩こり宣言

ツライ「肩こり」解消法お教えします。

いまや国民病ともいわれる「肩こり」ですが、その原因はさまざまです。

症状が軽いものから、放っておくと深刻な病気につながるケースもあるので、症状によっては適切に対処することが重要です。

肩こりについて、そのメカニズムと原因から対処法まですべてお教えします。

 

>肩こりはなぜ起こるのでしょうか?

>肩こりにつながる生活習慣とは

>病気からくる肩こりとは

>肩こりの改善法と治療法について

>肩こりにいい生活習慣とは

>肩こりに良い食べ物

>肩こりや首の傷病に悪い食品

 

肩こりはなぜ起こるのでしょうか?

肩こりの主な原因は、「筋肉の疲労」によるものです。

私たちのカラダは、重い頭を首で支えていて、それを支える首と肩の周辺の筋肉は常に緊張しています。

緊張が続くと患部の血流が滞りやすくなり筋肉に疲労物質がたまることで、炎症を起こすことでコリや痛みを生じます。この痛みのサインを放っておくと、ますます血行不良を起こし、さらに老廃物を蓄積し筋肉の疲労は増加します。

少々専門的になりますが、私たちのカラダを支えている骨については説明しましょう。

カラダ全体を支えているのは背骨ですが、頭部から腰部にまで及ぶ椎骨とよばれる24個の骨でつながっていて、「生理的湾曲」と呼ばれ、一直線でなくゆるやかにS字のカーブを描いています。

カラダはこのS字にカーブしていることで、2本足で立てるようバランスを保っています。

背骨の中でも、「頚椎」は大人で3〜4kgある重い頭部を支えているため常にかなりの負担をかかえ、周囲の筋肉に疲労が生じてしまうことが原因で「肩こり」という症状になってあらわれます。

そのほかにも、「肩関節」への負担も肩こりの原因の一つです。

肩関節は、カラダの左右にある7つの関節が連動していて、カラダの動きに合わせて柔軟に頭とカラダを支えています。

これら「頸椎」と「肩関節」を周辺の筋肉、これらが緊張や負担が原因で血行が悪くなることで、酸素や栄養を患部に十分に行き渡らせなくなることで、疲労が溜まることが肩こりのメカニズムです。

 

肩こりにつながる生活習慣とは?

肩こりの主な原因は、<悪い姿勢や体型><過労><ストレス>などさまざまですが、全般的に日頃の生活習慣が大きく関係しています。

【肩こりの主な原因】

・悪い姿勢・長時間のデスクワークなど

 パソコン作業や読書など、同じ姿勢を長く続けることで肩周辺の筋肉の緊張が続きます。

・目の疲れ

 筋肉のコリは、目の疲れからも大きく影響します。特にパソコンの画面を見続けることなどは眼精疲労から引き起こされます。

・精神的なストレス

 心理的な原因で肩コリになるケースもあります。ストレスは自律神経の交感神経を優位にすることで、緊張状態から血行不良になります。

・低体温

 冬寒い時期はもちろんですが、夏でもエアコンの効いた部屋でいることで、体温が低下することも血行不良から肩コリになる原因です。

 

まれなケースですが、病気からくる肩こりも知っておきましょう。

肩こりにあらわれる症状の中には、深刻な病気が潜んでいるケースもあります。

たかが肩こりと放っておくと、危険な病気に気がつかず重症化する危険があるので、以下の病気の可能性と症状についてチェックしましょう。

【病気からくる肩こり】

・頚椎椎間板ヘルニア

・貧血・低血圧・高血圧

・脳動脈瘤

・狭心症・心筋梗塞・胃腸炎

・目の病気

・顎関節症・噛み合わせ不良

特に、下記の症状がある場合は肩こり以外の病気のサインかも。これらに思い当たる場合は、すぐ病院へ行って検査しましょう。

【検査が必要な症状】

・肩こりの症状がひどい・長く続く

・左右どちらかに広範囲に痛みがある

・手足にしびれを伴う

・頭痛やめまい吐き気を伴う

・熱がある

・息苦しい

・胸部・背部に痛みを伴う

背骨や肩甲骨、心臓、循環器など重大な病気が原因となっているケースもあるので、上記の症状が気づいたときは、整形外科で診断の際に医師に伝えて判断を仰ぐようにしてください。

 

肩こりの改善法と治療法について

根本的に、肩こりは「筋肉の疲労」にあるので、予防には日頃から上半身、首と肩の関節の姿勢を固定しないよう気をつけることが一番です。

デスクワークでは、休憩をこまめに取ること。少なくても1時間おきに上半身の筋肉を伸ばすストレッチを行うなど、常に緊張をほぐすよう気をつけるだけでも、十分な対処法になります。

カラダを適度に動かすことで、低体温の予防にもなり心身的なリフレッシュにもつながります。

そして、肩の筋肉をつけるような「筋肉トレーニング」も効果的です。1kgほどのバーベルで日頃から筋肉を鍛えることで、関節が丈夫になり肩こりの予防になります。

ただし、肩こりが重症で固まって痛みなどが伴う場合は、自分で過度に動かしたり筋肉を鍛えたりすることは危険です。

効果的なのが、<鍼治療>です。コリが奥深くに浸透してしまうとマッサージなどでもみほぐすだけでは難しい状態です。鍼治療では、患部の血流を促し、奥深くに溜まって凝り固まった疲労物質を流し出せる一番の治療法です。

→詳しくは<それ、鍼で治ります!>ページへ

また、意外な日頃の習慣が肩こりを誘発している場合もあります。

【肩こりの習慣】

・視力に合わない眼鏡をかけている

・歯の噛み合わせが悪い(顎関節症) *顎関節症は鍼治療でも治ります

・治療していない虫歯がある

必要に応じて、眼科、耳鼻咽喉科、歯科などを受診しましょう。

 

肩こりにいい生活習慣とは

特に、心因的ストレスがある場合は、患部の治療だけでなく自律神経>を整えることが必要です。

→詳しくは<自律神経とは>ページへ

自律神経は、私たちのカラダの健康レベルを保つ<恒常性維持機構:ホメオスタシス>を正常に機能させるための指針になります。

→詳しくは<恒常性維持機構(ホメオスタシス)>ページへ

逆に言うと、自律神経を常に平衡を保っていることで、わたしたちのカラダはあらゆる病気や疲れをためず、健やかに過ごすことができるのです。

肩こりにおいては、特に自律神経が緊張によって交感神経が優位になっている状態なので、リラックスモードの副交感神経を働かせる必要があります。

【生活習慣の改善法】

1)カラダを温める

疲労物質は、血流が健康的に流れていると、一緒に排出されていきます。この状態がうまく機能していれば、少々無理をしても<免疫力>でカラダは正常に戻っていきます。

そのためには、常にカラダ(特に首から肩周辺)を冷やさないように気をつけることが大切です。

やはり、なんといっても一番の方法は「入浴」ですね。おやすみ1時間ほど前に、ゆっくり湯船に浸かってカラダをリラックスすることで良い睡眠が得られ、疲れが取れる状態をつくります。

2)呼吸でリラックス

心とカラダを整えるのに、リラックスできる呼吸法があります。

→詳しくは<心と体を呼吸でリセット>ページへ

毎日、1分〜10分時間の合間に、朝起床時や仕事中でもどこでもできる呼吸法で、リラックス効果があるので、ぜひ試してください。

3)肩こりにいい食べ物

最後に、食べ物で肩こり改善が期待できますので、ぜひ参考にしてください。

 

肩こりに良い食べ物

【ビタミンE】

ビタミンEには、末梢血管に作用し血行の促進効果があり、血行不良による肩こりに効果があります。

代表的な食材:大豆食品・アーモンド・くるみ・アボカド・カボチャ・ウナギ・タラコ・カツオなど

【ビタミンB1】

ビタミンB1には、筋肉の疲労を改善させる働きがあり、肩こりの改善のほかにも、神経伝達をスムーズにするため眼精疲労などの予防にもなります。

代表的な食材:にんにく、かつお、鶏レバー、豚レバー、牛レバー、サツマイモ、ピーナッツ、イクラ、ブリなど

【ビタミンC】

ビタミンCは、疲労物質の分解を早める栄養素で、血液に溜まった乳酸を代謝させ、梅干しなどのクエン酸物質は疲労物質を排出する作用があります。

代表的な食材:梅干し・柑橘類など酸っぱい食品など

 

逆に、肩こりや首の傷病に悪い食品もあります。

【NG:砂糖類】

疲れた時や緊張した時など、甘いものが欲しくなります。

甘いものは、一時的に筋肉が楽になるのですが、食べ過ぎると消化器系の働きが緩慢になり肝機能の低下を起こし、結果的に冷えやむくみから肩こりの原因につながります。

【NG:動物性食品】

卵や動物性食品を多く摂りすぎると、体内で滞留時間が長くなり、腐敗によって発生する毒素を解毒するため肝臓に負担がかかります。

また、十分に解毒されない血液が体の中に溜まり、免疫系の阻害要因となり肩こりなどの症状悪化につながります。

 

慢性的な肩こりは、ついついやい過ごしてしまい症状の悪化を招いてしまいます。日頃から体調管理を気をつけることで、少々の疲れや緊張であればセルフケアで改善することが可能です。

ぜひ、ナチュラルでシンプルな健康生活習慣を身につけて、常に<自己治癒力>をフルスロットルに発揮しましょう。