薬がいらない生き方 -1

病気と立ち向かえる、薬がいらない生き方とは

わたしたちのカラダには、通常に健康な状態を保つような機能<恒常性維持機構:ホメオスタシス>が備わっていることで、<精神神経系><内分泌系><免疫系>が常に働き、外から侵入する病気の原因(細菌やウィルスなど)と戦っています。

→詳しくは<恒常性維持機構(ホメオスタシス)>ページへ

この恒常性が正常に働くには、<自律神経>のバランスが機能していることが条件です。

しかし、この自律神経は、日常の生活の中で「疲労がたまったり」「精神的なストレスを受けたり」逆に「のんびりしすぎたり」ちょっとしたことで影響され、バランスが偏ってしまいます。

→詳しくは<自律神経とは>ページへ

また、食事やストレスなどが原因で起こる<活性酸素>も病気を引き起こす大きな原因のひとつです。

活性酸素は、カラダの中の細胞が「酸化」によりサビを生じ、<老化>を始めとする深刻な病気<がん><血管障害><心臓疾患>などさまざまな病気につながります。

このように、私たちは常に<病気の危険性>と共に生きています。

わたしたちがこれらの病気に強いカラダになるためには、どのように生きるべきでしょう。

 

薬で病気は治りません。

新しい薬が開発されると、世界の5〜7割が日本で消費されています。

事実、わたしたちは、薬を飲み過ぎているといえます。

病気になったときは、それはカラダの中の<免疫力><治癒力>が弱っているサインなので、まずその原因を知りそれに対処することが必要で、薬で安易に症状を抑えることは治療ではありません。

たとえば、風邪を引いてしまったとき、それが特にインフルエンザやノロウィルスなど深刻でない場合、たいていは薬を飲まないほうが早く治ることがあります。

通常の風の場合は、安易に薬で熱を下げるのではなく、ゆっくり養生してカラダを温めてたっぷり汗をかきながら、風邪ウィルスと戦いながら治っていくほうが、結果的には免疫力の強化につながります。

→詳しくは<薬で風邪が長引くって?>ページへ

勝手に治っていく症状にわざわざ薬を使うとか、アレルギーや免疫疾患でステロイドなどの薬を長期間使い続けることは、根本的な治療にはならず、かえって健康を害することにつながることにもなります。

また、関節痛や頭痛などの痛みにおいても、「薬を飲んで楽になる」という安易な対処ではなく、日常の生活の中で「なるべく歩く」「階段をのぼる」など積極的にカラダを動かしたり、「重い荷物を持つ」など関節や筋肉を鍛える、「バスタブに浸かる」ことで血流を促すことなど、日常的にケアすることが大切です。

薬を飲まずにカラダを鍛えていく方法はほかにもあります。

さあ今日から、日常の中でできる<薬のいらない生き方>を始めましょう。

 

<免疫力>をあげるには、まず<筋肉>を鍛えよう!

<免疫力>を上げるために、まず、筋肉を鍛えましょう。

カラダの筋肉と<免疫系>には大きな関わりがあります。

病気になりにくいカラダづくりには、常に筋肉に負担がかかっている状態が理想的です。

わたしたちの筋肉には、瞬発力をつくる「白筋」持続力をつくる「赤筋」があり、「白筋」は短距離を一気に走ったりバーベルを持ち上げたり筋力を鍛えるような運動、一方「赤筋」はウォーキングやランニングなどの有酸素運動などで鍛えられます。

運動により適度な負荷をかけると、カラダの中で全体を保つよ筋肉や内部の骨格まで総動員して守るようはたらき筋肉が鍛えられていきます。

これらの運動に伴い、カラダの中で生成されるエネルギーにも、瞬発的なエネルギーに使う「解糖系」持続的なエネルギーに使う「ミトコンドリア系」2種類があります。

これら「瞬発的な運動」と「持続的な運動」をバランスよく行うことが、自律神経にも良好に働き<免疫力>アップにつながるということです。

免疫力アップのための筋肉とレーニングは、わざわざジムに行くのではなく、自宅でコツコツ行うことができます。

以下の方法で、自分の体力とペースに合わせて行ってください。

 

【免疫力を高める筋肉トレーニング】

 

《持続的トレーニング》*1日15〜30分

・散歩:大きめの歩幅で少し早めに歩く

・ウォーキング:会話がやっとできるような速さが目安

・ジョギング:ゆっくり息を吸ったり吐いたりできることを意識

 

《瞬発トレーニング》*無理をせず、ある程度負荷がかかるよう

・バーベル:両手にペットボトル(500〜1000ml)を上げ下げ

・スクワット:両足を片幅に、膝を折って上半身を上げ下げ

・生活活動:階段を上がる・窓拭き・床掃除など

 

筋力アップは<低体温の防止>や<老化防止>にもつながります。

筋力が低下している人には、体温が低い傾向にあります。

<低体温>は、自律神経の交感神経に偏る傾向があり、さまざまな不調や病気の原因になることはあきらかとされています。

→詳しくは<自律神経とは>ページへ

体温が上がり正常になると、エネルギー代謝が活発化し<免疫力>も正常にはたらくようになります。

 

<老化防止>の観点からいうと、特に上半身の運動が効果的です。

上半身と脳の血流は、上行大動脈という心臓から出る血管で一緒に血流を支配していることから、上半身の運動により脳の血流量を促すことつながっていることによるものです。

また、ピアノ演奏やパソコンのキーボード作業など、細い指の運動は脳の特定の部位を刺激することも、脳の活性化につながります。