がんに嫌われる習慣

治癒系は、がんに対しても常に働いています。

カラダの中で、細胞が常に生まれ変わりながら、新しい細胞に置き換わり不要な細胞をカラダから排出しています。

通常こうして私たちの健康は維持されている中、正常な細胞分裂機能を阻害するなんらかの要因、たとえば環境・ストレス・食生活などによって、がん化した細胞が体内から排出されずカラダを侵襲していきます。

→詳しくは<がんと、ちゃんと向き合お!>ページへ

がんを体内で発見できた時点で、すでに<免疫力>はかなり低下している状態といえます。

がんが手術によって摘出できる場合、それに応じるだけの体力がある場合は外科治療は有効な選択肢といえますが、同時にがん発生となる原因を見定め、原因を改める生活を始めるべきです。

物理的にがんを排除したあと、どのように<がんが再びできない><がんに抗う>カラダになることができるのか。

わたしたちには、本来生まれながら生命維持を調整する<恒常性維持機構:ホメオスタシス>が備わっています。

→詳しくは<恒常性維持機構(ホメオスタシス>ページへ

その能力を発揮することで、<がんに嫌われるタイプ>になることは可能です。

そのための生活習慣を知ることはで、病気になった原因を知ることにもつながります。もちろん、がんだけでなくあらゆる病気に対しても有効にはたらきます。

 

がんになる人、ならない人。

がんに限らずすべての病気にも共通することですが、生命の恒常性が維持できなった時にカラダの中でなんらかの不調から病気になっていきます。

恒常性維持機構(ホメオスタシス)のシステムは、<神経系><ホルモン系><免疫系>バランスに支配されています。

これらのバランスが平衡にはさまざまな要因がかかわりますが、大きく「低体温」「低酸素」「高血糖」があげられ、この原因がストレスによるものと考えられます。

わたしたちが生きていくためのエネルギーには、瞬発力に働く「解糖系」と持続的に働く「ミトコンドリア系」があります。

短期的な忙しさや瞬発的に活動するようなときには「解糖系エネルギー」が有効です。

このようなストレス状態が長く続いていると、もうひとつの「ミトコンドリア系」に負荷をかけることが原因で、通常の細胞分裂が正常に働かなくなり、細胞をがん化することにつながると考えられています。

つまり、がんはカラダに無理をしすぎること=ストレスによって、カラダの生命維持システムに狂いがおこっている結果だということなのです。

 

がんに嫌われる習慣とは。

病気の原因となるキーワードが、「低体温」「低酸素」「高血糖」ということなので、逆に「高体温」「高酸素」「低血圧」がその対策でしょうか?

少々極端はありますが、イメージ的には捉えても良いでしょう。

<がんに嫌われる習慣>の具体的なメソットです。

1)体温をキープする

2)深い呼吸をする

3)腸内環境の改善

4)頑張りすぎをやめる

 

1)体温をキープする

カラダを温めることは、「解糖系」の影響によって不調になった「ミトコンドリア系」を活発化させることが対策のひとつです。

「ミトコンドリア系」のもつ、がん細胞の分裂を抑制するはたらきを呼び起こすためには、カラダを温めることで「低体温」を防ぎます。

生活の中で体温を上げるような習慣を意識することで、<がんに嫌われる環境>を整えましょう。

・入浴:毎日入眠1時間ほど前に、ゆっくり入浴する

・冷え防止:カラダの冷えを防ぐ。冬場は、特に睡眠中の冷えを防止

・太陽の陽を浴びる:自然の中で陽に当たることによるリラックス効果も

・体を温める食物:野菜では根菜類(イモ類・ダイコン・カボチャ・ニンジンなど)を摂取

 

2)深い呼吸をする

「ミトコンドリア系」は、酸素を取り入れることでエネルギーを生成するので、深呼吸によりミトコンドリア系に優位な環境をつくることができます。

わたしたちは、無理な労働が続いたりストレスなどつらい状態が続いたりすると、「解糖系」が優位になり酸素不足になります。

そういうときには、大きく深呼吸することで血中のヘモグロビンが酸素をたっぷり運び出し、意識的に「ミトコンドリア系」が優位に働かせることができます。

カラダが有酸素の状態になると、がん細胞にとって生きづらい環境になり、やがてがんは細胞分裂をやめてしまいます。

【深い呼吸法】

・3〜5秒ほどかけて一気に息を吸い込む

・吸い込んだ3倍(9〜15秒)かけて息を吐き出す

*肺の中の息を全て吐き切る

これを1分以上繰り返し行います。1日10分程度おこなうことが目安です。

日中の空いた時間、通勤時の電車の中などこまめに行うことを習慣づけましょう。

また、仕事中に息を止めて一気に集中していると気がついたときや、ベッドに入って寝入るまでの時間などにおこなうことで、リラックスモードに入ることができます。

→詳しくは<心と体にいい呼吸法>ページへ

 

3)腸内環境の改善

ある程度のがんは、カラダの免疫系が正常に働いていれば排除されるようになっています。

そのために大切なことが、「腸内環境」です。

がん細胞を直接攻撃するのは、血液中のリンパ球ですが、そのリンパ球を生成するのが主に消化管です。つまり、腸内の環境が整っていて、排便が正常に機能していることが、がんの生きづらい環境だということです。

食事に腸内環境に良い食材を取り入れることが、<がんに嫌われる習慣>です。

「腸内環境に良い食材」とミトコンドリアを増やす「プラス食材」をご紹介します。

【腸内環境に良い食材】

・食物繊維:ゴボウ・サツマイモ・大麦・玄米・大豆・キノコ・海藻・アーモンド

・発酵食品:納豆・味噌・梅干し・酒麹・キムチなど

・果物類:バナナ・アボガド・干し柿など

【プラス食材】

・タウリン(イカ・タコ・魚介類):タウリンはアミノ酸の一種でミトコンドリアの増殖に働く

・ビタミンB群(ウナギ・豚肉・玄米など):ミトコンドリアからエネルギーを生成する際に必要な栄養素がビタミンB群

・鉄分(レバー・卵黄・あさりなど):鉄分はミトコンドリアのエネルギー生成時の酸化還元反応に酵素として働くのに不可欠な栄養素

 

4)頑張りすぎをやめる

あらゆる病気についてもいえることですが、特にがんの発症において「ストレス」が大きく影響していることは確かなことです。

詳しくは<ストレスが命をすり減らす!>ページへ

「仕事に真面目で」「手が抜けず」「過酷な状態から脱出できない」そんな緊張状態の生き方はカラダに非常に危険です。

自分が今<頑張りすぎていないか>、こまめに自分自身を見直すことが必要です。

【頑張りすぎチェック】

・朝の目覚め:毎日決まった時間に起きて目覚めが良いか

・食事:野菜中心の自然食材・適度な量をゆっくり味わっているか

・生活習慣:喫煙・過度な飲酒・過度な労働・過度な運動をしていないか

・活動と休息:疲れと休息をバランスよく取っているか

・運動:有酸素運動など適度に行っているか

・心とカラダ:精神的・肉体的疲労はあるが、適度に発散しているか

・感情:喜怒哀楽。特に、1日1回は心からリラックスして笑っているか

・入浴:1日の疲れをその日にきちんと癒しているか

・愛情:家族や仲間、動物など愛情そそぐ対象がいるか

・ストレス:溜まったものを吐き出せる環境があるか

チェック項目の中で思い当たることがあれば、今すぐ改善してください。

心の疲れもカラダの疲れも、ある程度以上に溜まると発散するのが困難になります。

できるだけこまめに、自己診断してストレス回避策を見つけることが、<がんに嫌われる生き方>です。

 

最後に、「抗ガン剤は必要か」を考えてください。

もし、がんになったとき、「抗がん治療を受けるか?」「受けないか?」

医者に委ねるだけでなく、自分自身で慎重に選択してください。

抗がん剤は近年の飛躍的な開発により、直接がん細胞に働きかけるものから細胞の増殖関連遺伝子に働きかけるような薬にシフトしています。

しかし、いまだがんだけに効いて正常な分裂細胞にまったく影響がないということは、絶対にありえません。

薬の中には、カラダ全体を痛めてしまうような副作用を持つもの、免疫力を低下させてしまうものも多くあり、がんの退縮だけに作用することは現状では不可能です。

がんは抑えられたとしても、カラダが弱ることでその弊害より病を患ってしまうことが深刻な問題です。

外科的治療による効果は大きいと考えられるが、それ以外の化学治療にたよるだけでなく、<自己治癒力>を発揮するような生き方を選択することが賢明だと、多くの人に知って欲しいと願います。

わたしたちには、病気に抗う力があって、それを、発揮することが自然療法なのです。