カラダに良い脂肪酸

私たちの食事に欠かせない「油」のお話です。

油(脂肪)には、からだに良い油と悪い油があります。

脂肪には大きく3つの種類があり、「1.単不飽和脂肪酸」「2.多不飽和脂肪酸」「3.飽和脂肪酸」

左から質の良い順。

間違った種類の脂肪の食べ過ぎは治癒力に重大な損傷をきたします。

脂肪は室温で固まり、飽和脂肪の比率が多くなるほど溶け出す温度が高くなるのが特徴です。

凝固が始まる温度が低いほど、不飽和の程度が高く、「飽和脂肪」の健康に対するリスクは高いことをまず知っておいてください。

 

1.単不飽和脂肪酸

「単不飽和脂肪酸」は、もっともからだにいい脂肪酸で、その代表が「オリーブオイル」です。

オリーブオイルの主要脂肪酸であるオレイン酸はとてもからだに馴染みやすく、油でありながら、からだの中の悪玉コレステロールを減少させる効果があります。

さらにうれしいことに、そのままでも加熱しても劣化することがないので、食べるほど健康になれるということなのです。

 

美しいオリーブオイルの木は非常に寿命が長く、殺虫剤や農薬を使わなくても良く育つ丈夫な植物です。

料理にもっぱらオリーブ油を使っている地域では、脂肪総消費量に対して心臓血管疾患の割合が低く、

他の地域の人たちよりも消耗性疾患やがんになる比率も低いことが検証されています。

特に、料理にオリーブオイルを大量に使う地中海地域では、大量の果物・野菜・全粒パン・相当量の魚や肉を食べているのに、そこに住む人たちが極めて健康であるということについて、オリーブオイルが関連しているということです。

オリーブ油<エキストラバージン>は風味や味も良く、安い加工油のように溶剤を使わず、ゆっくり絞って抽出された天然由来の油で、

どの脂肪酸よりも健康に良く、使いやすく、かつ良質で安全、手の届きやすい理想的な油と言えます。

これと比較して、ほかの脂肪酸はどうでしょうか。

 

 2.多不飽和脂肪酸

「多不飽和油」は、いろんな手段でからだに害作用を及ぼす可能性があります。

その原因は、脂肪酸が酸素と反応しやすく毒性成分となって DNAや細胞膜を破壊し、がんや炎症の促進、組織の変化などのリスクが考えられることです。

多不飽和油は、一部のコーン油・大豆油・大豆油・ひまわり油・ワフラワー油・サラダ油など、これらの中には、「コレステロール値が少ない、健康にいい」などのイメージが持たれますが、それらに安心することは考え直すべきであり、極力摂取を減らすことが無難といえます。

 

 3.飽和脂肪酸

「飽和脂肪酸」は、もっともからだに害を及ぼす脂肪酸です。

飽和脂肪は肝臓を刺激し、からだの除去能力を超えた量のLDL(悪玉)コレステロールを生成します。

その結果、動脈壁を損傷(アテローム硬化)して心臓血管系を損ない、冠動脈疾患のリスクを高め血管の減少により治癒力を低下させます。

まず、飽和脂肪など害のある脂肪を控えることが、<未病治>に不可欠ということです。

「飽和脂肪」には、天然食物では、牛肉・豚肉・鶏肉の皮・全乳製品(チーズ・バター・クリーム)など、非天然食品では、マーガリン・ショートニング(固形植物油)・硬化油(一部水素添加された)などがあります。

水素は人工的に飽和させ、劣化しにくくさせたもので、どれほど良い素材を使っていても、人工処理を受けた飽和脂肪は心臓や動脈の健康のリクスがあります。

また、トランス脂肪酸(TFA)は、熱処理や化学溶剤処理で加工された自然界に存在しない物質で、その強い毒性から、極めて健康を害する恐れがあります。

 

まず、食生活から以下の製品を排除することから始めましょう。

すべてのマーガリン(が含まれた加工食品)

・ショートニング(が含まれた加工食品)

・「一部硬化」「水素添加」を使ったすべての食品

・市販の植物油(サラダ油・コーン油・大豆油・ひまわり油など)

・ジャンクフード全般(ハンバーガー・惣菜パン・菓子パンなど)

これらには、トランス脂肪酸(TFA)が多く含まれています。

 

今日から食卓のバターとマーガリンを廃棄して、安心でおいしい「オリーブオイル」に変えることで、飽和脂肪のような心臓血管疾患のリスクや多不飽和脂肪のようながんのリスクは避けられ、健康と治癒への大きな第一歩を踏み出したことになります。

また、<未病治>の観点からは、牛肉・豚肉・鶏肉の皮・乳製品などの天然由来脂肪のカロリーの摂取も、総カロリーの2030%程度に抑えるのが望ましいと考えます。

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