免疫力アップの食事法

病気や疲れに強い、免疫力をアップする食事のコツ

わたしたちは、少々の疲れや風邪のウィルスなどがカラダに侵入する前に、防御するために働くのが<免疫系>です。

免疫力がうまく働いているときは、自律神経がうまくバランスが取れていて、どちらかというと副交感神経が優位な状態です。

常に忙しくしていたり緊張した生活環境にいる人は、自律神経の交感神経が優位になりがちなので、ある程度以上にバランスが偏るとストレスや深刻な病気につながります。

日常の生活の中で、このような自律神経のバランスを調整して<免疫系>を機能させるような方法があります。

わたしたちが毎日行う食事について、ちょっとしたコツで免疫力をアップできること、その方法について注意点・ポイントをご紹介しましょう。

 

1)「食事の回数を減らす」で、免疫力アップ!

意外ですが、<1日3食しっかり食べましょう>というのは、人によっては免疫力を下げる原因になります。

わたしたちは進化の過程で、エネルギーの生成の方法が2つあり、一つが「解糖系」もうひとつが「ミトコンドリア系」です。

「ミトコンドリア系」は、酸素を取り入れることで効率よくエネルギーを生成する方法、そして、「解糖系」は、酸素を使わないで瞬発的に必要な時にエネルギーを生成する方法です。

たとえば、勢いよく走るときなどは、息を止めて一気にエネルギーを発揮しますが、このときのエネルギー発生が「解糖系」です。

そして、ウォーキングなどの有酸素運動時のエネルギーは「ミトコンドリア系」です。

子供の頃は、日常の生活においても、活発的で瞬発力と細胞分裂が盛んなことから「解糖系」が多めになります。そのため、よくお腹が空いて1日3食では足らないほどの栄養(食事)が必要です。

しかし、年齢を重ねるにつき、しだいに「ミトコンドリア系」が多くなっていき、3食の食事は不要になります。

高齢者になり「ミトコンドリア系」が完全に優位になると、細胞分裂が活発に行われなくなり、瞬発力も下がり、ゆったりと穏やかな生き方になっていきます。

そうすると、消費するエネルギー量が減少するので、食事の回数も2食もしくは人によっては1食でも足りてくるようになります。

ただし、食事の量や回数には個人差があり、高齢になっても活発に生きている人は晩年においても若い時のようにしっかり食べる人も多くいます。

あくまでも、自分の生き方に応じた食事の習慣というのが健康には大切です。

 

2)「オートファージ」で免疫力アップ!

「オートファージ」とは、わたしたちのカラダの中の細胞でおこなわれる<自食作用>システムです。

細胞内での異常なタンパク質の蓄積を防いだり、細胞質内に侵入した病原微生物などの不要な物質を排除することで<恒常性維持機構:ホメオスタシス>の維持に関与します。

→詳しくは<恒常性維持機構:ホメオスタシス>ページへ

この「オートファージ」自食作用は、人間が飢餓などの状態になったときに、外からの栄養が取れなくなると自分自身の細胞から栄養を補う作用です。

これがなぜ免疫力をアップするのかというと、この<自食作用>では自らの体内の細胞や有害物質を排除する(食べつくす)ことにあります。

この自食作用によって、感染症・がん・生活習慣病・老化防止・ダイエット・美容効果、すべての免疫系につながるというメカニズムです。

この「オートファージ」を働かせるためには、<空腹を感じるまで食事をしない>というのが一つの方法です。

よく、「朝食は少しでも食べた法が健康やダイエットにいい」という説がありますが。確かにそれによるメリットもありますが、オートファージ的な観点から言うと、食べたくないときは思い切って抜くほうが良いと考えます。

・朝ごはんは抜く

・お昼をメイン食としてしっかり食べる

・夕食も空腹を感じてから食べる(量は抑えめに)

というのが一つのオススメのパターンです。

違った観点でも、食事で消費するエネルギー量は、食事量に比例します。消費にエネルギーを多く費やすと、免疫系に働くためのエネルギーが不足してしまい、疲れや不調の原因になります。

そういう意味においても、食べたくないときは無理に食べないというのが、健康的な食事の主流になると<アルティメット医論>は考えます。

 

3)「ゆっくり噛む」で、免疫力アップ!

食事で「ゆっくり噛む」ことは、噛むという行為自体が消化活動の一端であり、消化を機能させることにおいて重要なポイントです。

また、「ゆっくり、よく噛む」ことでたっぷり時間をとって食事をする人は、副交感神経を優位にする効果があります。

忙しい人はどうしても早く食事をしてしまう傾向にあり、交感神経をより優位にしてしまいがちです。

もともと、のんびりした人は副交感神経タイプなので、食事のタイプによっても自律神経タイプがわかります。

何事もそうですが、極端にすることは良いので、<長くかめばかむほど良い>のかというとそれも違います。

副交感神経が優位な人がゆっくり食べ続けるとかえって「無気力になる」ということもありえます。

ちょっと急いで食べるクセのある人は、せめて昼食をゆっくり「よく噛んで」食べると意識する程度だと考えてください。

また、ゆっくり食べることで、食事中に満腹感を得やすいので、暴食防止につながるというメリットもあります。

 

4)「プラス食材」で、免疫力アップ!

最後に、免疫力アップに効果のある食材をご紹介します。

まず、免疫力が下がる大きな原因の一つに「ストレス」がありますが、ストレスで交感神経が優位になるとリンパ球が減少する傾向にあります。

そのリンパ球は、カラダの中でも腸の周りに多く集まります。

ストレスで、お腹を壊したり便秘になったり腸の機能が衰えるのはこういう影響からで、免疫系が弱っているサインでもあります。

腸を健康な状態に維持することには、食物繊維が効果的です。

食物繊維は、正常な腸の働きをすることで、腸内細菌が増加しphの調整に作用します。

特に便秘がちな人や肉食志向の人などは、ph調整が働きにくくなり、便に腐敗臭があるひとはこのようなタイプの特徴です。

食事に食物繊維をプラすることで、腸の状態が整うとともに、腐敗臭も抑えられ免疫系も働くことにつながります。

【主な食物繊維食材】

・野菜:ブロッコリー・ゴボウ・サツマイモ・モロヘイヤなど

・キノコ類:シイタケ・エリンギ・シメジなど

・海藻:昆布・ワカメ・ヒジキなど

・その他:切り干し大根・納豆・アーモンド・大麦・玄米・かんぴょうなど

これらの食材を、こまめに食事にプラスすることで免疫力アップに貢献します。

これら<免疫力アップの食事法>を、ぜひ今日から摂り入れてみてください。